事業売却をするときの基本とは?光本氏に学ぶ

会社を立ち上げた人は、会社がどのようにして軌道に乗るかを一生懸命に考えるはずです。
日夜寝るのを忘れて仕事に打ち込むあまり、家族から見放されてしまうようなことがあるかもしれません。
多くの人が陥るのは、家庭崩壊と言うわけです。
ただ、すべての社長が家庭崩壊しているわけではなく、やはりワーカホリックになっているような人が崩壊している可能性があります。
つまり、仕事をしながら家庭のことをしっかり見てあげることが重要になるわけです。
つまり、この時期は大変忙しく睡眠時間が取れないかもしれません。
そしてそれと同時に、家族の理解がとても重要になります。

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人の幸せを考える

男性の中でも、お金のことばかり考えてしまう人は少なくありません。
お金とはつまり、会社経営を成功させることです。
しかし本当に重要な事は、その人の幸せを考えることでしょう。
つまり、自分自身の幸せを考えると、決してお金を持っていることが幸せとは限らないわけです。
お金で得られるものは実は大したものではなく、人間が本当に幸せになれるのはお金があるかないかつまり会社が成功するかどうかだけではないということがわかっています。
では何が幸せかと言えば、人間関係になるわけです。
人間関係の基礎になるのが、家族との付き合いです。
それがいい加減なのに、会社だけうまくいってもあまり意味がありません。
会社経営をしている人でも、すべての人がうまくいくわけではなく、5年後には7割以上の会社がなくなってしまうと言われていることを考えると、かなりいばらのみちと言えるでしょう。
ただその中で事業がうまくいく人もおり、短時間で拡大するパターンと、短時間では拡大しないけども長期的に見て徐々に拡大していくパターンが考えられます。

会社の経営危機はいつか必ず訪れる

短期間で拡大する場合は、やはり短期間でだめになるケースが少なくありません。
例えば最初の5年で爆発的に事業が大きくなった場合、10年目位に崩れていく可能性は少なくありません。
一方で、長期的に少しずつ大きくしていった場合、なかなか会社の景気が落ち込むような事はないでしょう。
仮に事業はうまくいった場合であっても、どちらのタイプになるかは社長のやり方ひいてはその社長の性格によって変わるかもしれません。
ただ会社を経営している以上は、会社の経営危機はいつか必ず訪れると考えた方が良いです。
仮に短期間で成果を出した場合であっても、逆に長期間かかった場合であっても同様に事業売却などをしなければならないケースがあります。
一般的には、会社を経営している場合、一生のうち3回位は経営危機が訪れると言われています。
例えば1980年代から会社経営をしていた場合、日本で言えばまた90年代に不動産バブルの崩壊がありました。
そしてさらに15年後位に、アメリカのリーマン株式会社が倒産し、世界的にリーマンショックの影響受けた影響で、日本でもやはりリーマンショックと言われ不景気の波に襲われたわけです。
このように、会社を1980年代に経営をし始めた人は、30年の中ですでに2回ピンチが訪れています。
さらにその後東日本大震災が起こり、2020年にはコロナウィルスによりお金の流れが若干止まりました。
これにより、職種によってはかなり大打撃を受けた可能性が高くなります。

事業売却の条件とは

そして、たいていは2回目から3回目のピンチで会社が倒産すると言われていますが、もしその会社に価値がある場合には倒産をせずに事業売却をした方が良いかもしれません。
事業売却の条件は、会社を購入してくれる人がいることです。
全く価値がなく赤字垂れ流しのような会社を買ってくれる人はなかなかいませんが、将来的に価値がある場合や、経営の仕方が悪いだけでその会社の潜在能力を引き出していない形をしている場合には、他の経営者に変わった方が良いかもしれません。
このように、事業売却をすることにより会社全体を他の経営者に任せることができます。
このメリットの1つは、完全に倒産させないため経営者は自己破産をしなくて済むケースが多いことです。
少なくとも、今まで頑張って価値のある会社を作ってきたならば、そのまま倒産させるのは大変にもったいなくそれよりも事業を売却し他の人に売却したほうが良いといえます。
それだけでなく、その会社に勤務している従業員がいることを忘れてはいけません。
そこに勤務している従業員は、もし会社が潰れてしまった場合にはまた新しい職場を探さなければいけません。
このような苦労を考えるならば、会社を倒産させるのではなく、確実に事業売却をして今まで働いてきた従業員の収入を守ることも必要になります。

参考→光本勇介

まとめ

どの程度で売却できるかは、その会社の価値や経営者の能力によっても変わってくるところです。
このような時、思わず安く売ってしまいがちですがあえて安く売るのではなくやはりうまく交渉することが必要になります。
人間は、将来の事よりもつい近い未来ばかりを考えてしまい、とにかく売ってしまえば良いと考えがちですが、それわざとではありません。
やはり、自分が今まで作り上げてきた会社は価値があるものと考えることができるならば、安く売らずに済みます。

最終更新日 2025年4月22日